文|陳儒瑋(大享食育協會資深研究員) 圖|日本一般社團法人 J-ミルク(Jミルク)
透過茨城縣美乃濱學園營養教師保立貴博的引介,我們在第2回全國學校給食・營養教諭等研究協議大會的現場,訪談了日本一般社團法人 J-ミルク(簡稱 Jミルク)學術調查組課長前 いずみ女士,了解該組織在學校午餐與食育推進上的行動與經驗。
連結酪農產業鏈的民間組織
前課長表示,Jミルク是一個針對日本酪農提供全面性協助的組織,與國際性酪農團體保持聯繫,針對全球酪農面臨的課題交流解決方案。例如,把日本的資訊提供給國際組織,同時將歐洲等地較先進的作法帶回日本。
她說明,協會服務項目涵蓋酪農產業上下游,包括生產者、製造商與消費者,目的是串聯產業鏈的各項環節,共同面對並解決課題。
從研究到教材的跨領域食育推進模式
前課長說明,協會資金主要來自酪農乳業相關業者的贊助,設有理監事會及秘書處,由秘書長帶領旗下包含生產流通組、學術研究組、國際組、公關組、總務組等五個小組共同執行。
我們的食育事業核心工作包括研究、教材資料開發,以及教材活用方式的資訊提供。
問及食育教材的開發,她表示,這並非單純由協會主導,而是由研究人員與學校老師共同合作:研究者提出構想,老師提供教學現場的需求與回饋,協會則負責教材製作與提供讓所有人可自由下載使用的公開平台。
她提到,在日本,若一個議題沒有被列入學校課程綱領,就很難進入正式課程。因此,協會會在教師研修會的場合中,與老師共同設計能在五分鐘內完成、且可靈活嵌入日常教學的教案。以「運用《牛乳是有生命的》展開的食育活動實踐」這個課程設計來說,就是讓學生體驗不同地區的牛奶風味,並理解味道差異與飼料、產地之間的關係,進而認識牛奶作為一種農產品,自然會有不同風土的差異及變化。
公開成果與「失敗經驗」的價值
在 Jミルク 官網的「研究・報告」專區內,可以看到定期發布的《牛乳報告》季刊,內容涵蓋協會活動報告、乳製品與酪農業的各項數據分析、專家觀點與調查結果等。此外,也能讀到由跨領域專家組成的牛乳學術聯盟(乳の学術連合)所策劃的國內外牛乳學術研究成果,研究範圍包括健康科學、社會文化以及食育等領域。
前課長特別解釋,在這裡不僅能看到成功的研究成果,也能找到沒有達到預期效果的研究報告。畢竟,不同地區與對象的差異,研究結果不一定如預期,但這些經驗對未來的研究方向很重要。
協會在公開招募研究計畫時,也會將與申請者共享過去失敗的案例,避免重複犯同樣的錯誤。
「土日ミルク」:假日牛奶消費推廣計畫
談到當前乳業的困境,前課長直言,物價上漲對酪農業影響很大。特別是新冠疫情後,牛奶供需出現斷裂,日本國產牛奶生產量不足,但假日消費減少,牛奶仍需每日生產,形成供應不穩。
她指出,過去三年牛奶已漲價六次,但漲價會讓部分消費者減少購買,形成惡性循環。過多的牛奶則需廢棄或加工成其他產品 。
日本學校午餐的牛奶消耗量佔全國總生產量的一成,平日孩子在學校喝牛奶,但假日回家就不一定了。因此我們提出『土日ミルク』企劃,鼓勵學生在假日也喝牛奶。
她從提供給我們的資料中抽出一張「週末牛奶:成為廣告創意人(土日ミルク:なりきり広告クリエイター)」的文宣,仔細地說明:
像這個教材,是讓小學三到五年級學生以牛奶為主題設計宣傳作品。教師可以從我們的網站上免費下載,包括授課投影片、學習單與指導手冊等教材。
食育是思考未來的生活型態
訪談進入尾聲,我們請教前課長,是什麼樣的機緣進入協會服務的呢?
她笑著說,原本擁有教師資格,但因自己屬於第二嬰兒潮世代,教師競爭相當激烈而未能如願進入學校。然而,她一直很想做與孩子有關的工作,於是就進入協會,先從庶務與會計做起。
後來,協會展開食育推進事業,同事提及她原本就擁有教師資格,非常適合參與這個領域,便調任至現在的學術研究部門,一做就是多年。
食育到底是什麼?
前課長回想自己在推進這項工作時常問自己。她認為,食育不僅是學會烹調或飲食禮儀,而是讓孩子在成長中有機會理解食物的背景,思考未來要生活的社會型態,並培養選擇食物的能力。
參考資料
牧場と食卓をつなぐ架け橋——インタビュー Jミルク 前課長:いかにして子どもの生活に牛乳を届けるか
文|陳儒瑋 (大享食育協会上級研究員)
茨城県美乃浜学園の栄養教諭である保立貴博氏の紹介により、第2回全国学校給食・栄養教諭等研究協議大会の会場にて、一般社団法人Jミルク(J-milk)学術調査グループ課長の前いずみ氏に、学校給食や食育推進における同組織の取り組み及び経験についてインタビューしました。
酪農業チェーンをつなぐ民間組織
前課長は、Jミルクは日本の酪農業に包括的な支援を提供する組織であり、国際的な酪農団体との連絡や、世界の酪農業が直面する課題についてのソリューション交流を行っていると述べました。例えば、日本の情報を国際組織に提供したり、ヨーロッパ等の先進事例を日本に持ち帰ったりしています。
また、組織のサービス項目は生産者、メーカー、消費者を含む酪農業界の上流から下流までを網羅しています。産業チェーンの各段階を結びつけ、課題解決のために共に立ち向かうことを目的としていると説明しました。
研究から教材まで 垣根を越えた食育推進モデル
前課長は、組織の資金は主に酪農乳業関係者の協力によるものであり、理事会・監事会及び事務局を設け、事務局をトップとして、生産流通グループ、学術調査グループ、国際グループ、コミュニケーショングループ、総務グループの5つのグループが共同で取り組んでいると説明しました。「私どもの食育事業において中核となる業務は、研究活動、教材・資料の開発、教材の活用を促進する情報提供です」。
食育教材の開発について尋ねると、前課長は「組織が主導するものではなく、研究者と学校の教員が共同で行っている」と説明しました。研究者が構想を立て、教員が現場でのニーズやフィードバックを伝え、組織が教材作成を担い、誰もが自由にダウンロードして使用できるよう公開プラットフォームに提供しています。
前課長は、日本では、あるテーマが学校のカリキュラムに組み込まれていない場合、正式なカリキュラムに取り入れることは難しいと述べました。そのため、Jミルクは教員研修の場で、5分以内に完了し、通常の授業にて柔軟に取り入れることができる授業計画を教員と共に作成しています。「《牛乳は生きている》を活用した食育活動の実践」を取り入れた授業計画では、各地の牛乳の味を生徒が体験することで、味の違いと飼料、産地との関係について理解を深めることができます。また、牛乳を一種の農産物とすることで、各地の気候の違いにより差と変化が生じることを知ることができます。
成果と「失敗経験」を公開する価値
Jミルク公式サイトの「研究・レポート」ページでは、四半期毎に発行している『Jミルクリポート』を読むことができます。Jミルクの活動内容、乳製品及び酪農業界に関するデータの分析、専門家の声、調査報告など、その内容は広範囲にわたります。この他にも、さまざまな分野の専門家により構成される「乳の学術連合」が計画した国内外の牛乳に関する学術研究の成果を閲覧することができます。その研究範囲は、健康科学、社会文化、食育等の幅広い分野に及びます。
前課長は、成功した研究成果だけでなく、期待通りの成果が得られなかった研究報告も閲覧できることを強調しました。地域や対象の違いにより、期待通りの研究結果を得られないこともありますが、これらの経験は今後の研究の方向性において非常に重要となるからです。「Jミルクでは研究計画を公募する際、同じ失敗を繰り返さないよう、過去の失敗事例も参考として申請者に共有しています」。
「土日ミルク」:休日の牛乳消費促進計画
話しが現在の乳製品業界における難局に及ぶと、前課長は、物価の上昇が酪農業に与える影響は非常に大きいと率直に語りました。特に新型コロナウイルス感染症の流行後、牛乳の需給ギャップが生じました。牛乳の生産は毎日行われるため、学校給食のない時期の消費量の減少は深刻で、日本国内の生乳生産量は全体的には不足気味ですが、需給の不安定さを増大させます。
前課長は、過去三年間で牛乳は6回の値上げを経験し、値上げにより一部の消費者が購入を控えたことで、悪循環に陥ったと指摘します。余った牛乳は廃棄するか、他の製品に加工しなければなりません。
「学校給食で消費される牛乳の量は国内総生産量の一割を占めます。子どもたちは平日には学校で牛乳を飲みますが、休日にも自宅で飲むとは限りません。そのため、Jミルクは『土日ミルク』を企画し、生徒たちに休日も牛乳を飲むように推奨しています」。
前課長は資料の中から「土日ミルク:なりきり広告クリエイター」のパンフレットを取り出し、「この教材は小学校3年生から5年生を対象としたもので、牛乳をテーマにポスターをデザインしてもらいます。また、教師は説明動画、学習リスト、指導マニュアル等の教材を私どものサイトから無料でダウンロードすることができます」と詳しく説明してくれました。
食育は未来の生活スタイルを考える方法
インタビューも佳境を迎え、私たちは前課長に、Jミルクにはどのようなきっかけで入ったのか尋ねました。
前課長は、もともと教員資格を持っていたが、第二次ベビーブーム世代のため、教師になるための競争は激しく、希望通り学校で働くことはできなかったと笑いながら話してくれました。しかし、子どもに携わる仕事がしたいと常に考えていたので、Jミルクに入り、庶務及び会計の仕事から始めることになりました。
その後、Jミルクは食育推進事業を展開することになりました。教員資格を持ち、この分野に適していることを同僚から取り立てられると、現在の学術調査グループへの異動となり、長年にわたり従事しています。
「食育とは何か?」前課長は自分がこの仕事を進める中で、この問いを日頃から自分に問いかけている言といました。食育とは調理や食事の礼儀を学ぶだけでなく、子どもが成長の中で食の背景を知るきっかけを作り、これからの社会での生活を考え、食を選ぶ力を養うことであると考えています。
文|陳儒瑋(大享食育協會資深研究員)
圖|日本一般社團法人 J-ミルク(Jミルク)
透過茨城縣美乃濱學園營養教師保立貴博的引介,我們在第2回全國學校給食・營養教諭等研究協議大會的現場,訪談了日本一般社團法人 J-ミルク(簡稱 Jミルク)學術調查組課長前 いずみ女士,了解該組織在學校午餐與食育推進上的行動與經驗。
連結酪農產業鏈的民間組織
前課長表示,Jミルク是一個針對日本酪農提供全面性協助的組織,與國際性酪農團體保持聯繫,針對全球酪農面臨的課題交流解決方案。例如,把日本的資訊提供給國際組織,同時將歐洲等地較先進的作法帶回日本。
她說明,協會服務項目涵蓋酪農產業上下游,包括生產者、製造商與消費者,目的是串聯產業鏈的各項環節,共同面對並解決課題。
從研究到教材的跨領域食育推進模式
前課長說明,協會資金主要來自酪農乳業相關業者的贊助,設有理監事會及秘書處,由秘書長帶領旗下包含生產流通組、學術研究組、國際組、公關組、總務組等五個小組共同執行。
問及食育教材的開發,她表示,這並非單純由協會主導,而是由研究人員與學校老師共同合作:研究者提出構想,老師提供教學現場的需求與回饋,協會則負責教材製作與提供讓所有人可自由下載使用的公開平台。
她提到,在日本,若一個議題沒有被列入學校課程綱領,就很難進入正式課程。因此,協會會在教師研修會的場合中,與老師共同設計能在五分鐘內完成、且可靈活嵌入日常教學的教案。以「運用《牛乳是有生命的》展開的食育活動實踐」這個課程設計來說,就是讓學生體驗不同地區的牛奶風味,並理解味道差異與飼料、產地之間的關係,進而認識牛奶作為一種農產品,自然會有不同風土的差異及變化。
公開成果與「失敗經驗」的價值
在 Jミルク 官網的「研究・報告」專區內,可以看到定期發布的《牛乳報告》季刊,內容涵蓋協會活動報告、乳製品與酪農業的各項數據分析、專家觀點與調查結果等。此外,也能讀到由跨領域專家組成的牛乳學術聯盟(乳の学術連合)所策劃的國內外牛乳學術研究成果,研究範圍包括健康科學、社會文化以及食育等領域。
前課長特別解釋,在這裡不僅能看到成功的研究成果,也能找到沒有達到預期效果的研究報告。畢竟,不同地區與對象的差異,研究結果不一定如預期,但這些經驗對未來的研究方向很重要。
「土日ミルク」:假日牛奶消費推廣計畫
談到當前乳業的困境,前課長直言,物價上漲對酪農業影響很大。特別是新冠疫情後,牛奶供需出現斷裂,日本國產牛奶生產量不足,但假日消費減少,牛奶仍需每日生產,形成供應不穩。
她指出,過去三年牛奶已漲價六次,但漲價會讓部分消費者減少購買,形成惡性循環。過多的牛奶則需廢棄或加工成其他產品 。
她從提供給我們的資料中抽出一張「週末牛奶:成為廣告創意人(土日ミルク:なりきり広告クリエイター)」的文宣,仔細地說明:
食育是思考未來的生活型態
訪談進入尾聲,我們請教前課長,是什麼樣的機緣進入協會服務的呢?
她笑著說,原本擁有教師資格,但因自己屬於第二嬰兒潮世代,教師競爭相當激烈而未能如願進入學校。然而,她一直很想做與孩子有關的工作,於是就進入協會,先從庶務與會計做起。
後來,協會展開食育推進事業,同事提及她原本就擁有教師資格,非常適合參與這個領域,便調任至現在的學術研究部門,一做就是多年。
前課長回想自己在推進這項工作時常問自己。她認為,食育不僅是學會烹調或飲食禮儀,而是讓孩子在成長中有機會理解食物的背景,思考未來要生活的社會型態,並培養選擇食物的能力。
參考資料
牧場と食卓をつなぐ架け橋——インタビュー Jミルク 前課長:いかにして子どもの生活に牛乳を届けるか
文|陳儒瑋 (大享食育協会上級研究員)
茨城県美乃浜学園の栄養教諭である保立貴博氏の紹介により、第2回全国学校給食・栄養教諭等研究協議大会の会場にて、一般社団法人Jミルク(J-milk)学術調査グループ課長の前いずみ氏に、学校給食や食育推進における同組織の取り組み及び経験についてインタビューしました。
酪農業チェーンをつなぐ民間組織
前課長は、Jミルクは日本の酪農業に包括的な支援を提供する組織であり、国際的な酪農団体との連絡や、世界の酪農業が直面する課題についてのソリューション交流を行っていると述べました。例えば、日本の情報を国際組織に提供したり、ヨーロッパ等の先進事例を日本に持ち帰ったりしています。
また、組織のサービス項目は生産者、メーカー、消費者を含む酪農業界の上流から下流までを網羅しています。産業チェーンの各段階を結びつけ、課題解決のために共に立ち向かうことを目的としていると説明しました。
研究から教材まで 垣根を越えた食育推進モデル
前課長は、組織の資金は主に酪農乳業関係者の協力によるものであり、理事会・監事会及び事務局を設け、事務局をトップとして、生産流通グループ、学術調査グループ、国際グループ、コミュニケーショングループ、総務グループの5つのグループが共同で取り組んでいると説明しました。「私どもの食育事業において中核となる業務は、研究活動、教材・資料の開発、教材の活用を促進する情報提供です」。
食育教材の開発について尋ねると、前課長は「組織が主導するものではなく、研究者と学校の教員が共同で行っている」と説明しました。研究者が構想を立て、教員が現場でのニーズやフィードバックを伝え、組織が教材作成を担い、誰もが自由にダウンロードして使用できるよう公開プラットフォームに提供しています。
前課長は、日本では、あるテーマが学校のカリキュラムに組み込まれていない場合、正式なカリキュラムに取り入れることは難しいと述べました。そのため、Jミルクは教員研修の場で、5分以内に完了し、通常の授業にて柔軟に取り入れることができる授業計画を教員と共に作成しています。「《牛乳は生きている》を活用した食育活動の実践」を取り入れた授業計画では、各地の牛乳の味を生徒が体験することで、味の違いと飼料、産地との関係について理解を深めることができます。また、牛乳を一種の農産物とすることで、各地の気候の違いにより差と変化が生じることを知ることができます。
成果と「失敗経験」を公開する価値
Jミルク公式サイトの「研究・レポート」ページでは、四半期毎に発行している『Jミルクリポート』を読むことができます。Jミルクの活動内容、乳製品及び酪農業界に関するデータの分析、専門家の声、調査報告など、その内容は広範囲にわたります。この他にも、さまざまな分野の専門家により構成される「乳の学術連合」が計画した国内外の牛乳に関する学術研究の成果を閲覧することができます。その研究範囲は、健康科学、社会文化、食育等の幅広い分野に及びます。
前課長は、成功した研究成果だけでなく、期待通りの成果が得られなかった研究報告も閲覧できることを強調しました。地域や対象の違いにより、期待通りの研究結果を得られないこともありますが、これらの経験は今後の研究の方向性において非常に重要となるからです。「Jミルクでは研究計画を公募する際、同じ失敗を繰り返さないよう、過去の失敗事例も参考として申請者に共有しています」。
「土日ミルク」:休日の牛乳消費促進計画
話しが現在の乳製品業界における難局に及ぶと、前課長は、物価の上昇が酪農業に与える影響は非常に大きいと率直に語りました。特に新型コロナウイルス感染症の流行後、牛乳の需給ギャップが生じました。牛乳の生産は毎日行われるため、学校給食のない時期の消費量の減少は深刻で、日本国内の生乳生産量は全体的には不足気味ですが、需給の不安定さを増大させます。
前課長は、過去三年間で牛乳は6回の値上げを経験し、値上げにより一部の消費者が購入を控えたことで、悪循環に陥ったと指摘します。余った牛乳は廃棄するか、他の製品に加工しなければなりません。
「学校給食で消費される牛乳の量は国内総生産量の一割を占めます。子どもたちは平日には学校で牛乳を飲みますが、休日にも自宅で飲むとは限りません。そのため、Jミルクは『土日ミルク』を企画し、生徒たちに休日も牛乳を飲むように推奨しています」。
前課長は資料の中から「土日ミルク:なりきり広告クリエイター」のパンフレットを取り出し、「この教材は小学校3年生から5年生を対象としたもので、牛乳をテーマにポスターをデザインしてもらいます。また、教師は説明動画、学習リスト、指導マニュアル等の教材を私どものサイトから無料でダウンロードすることができます」と詳しく説明してくれました。
食育は未来の生活スタイルを考える方法
インタビューも佳境を迎え、私たちは前課長に、Jミルクにはどのようなきっかけで入ったのか尋ねました。
前課長は、もともと教員資格を持っていたが、第二次ベビーブーム世代のため、教師になるための競争は激しく、希望通り学校で働くことはできなかったと笑いながら話してくれました。しかし、子どもに携わる仕事がしたいと常に考えていたので、Jミルクに入り、庶務及び会計の仕事から始めることになりました。
その後、Jミルクは食育推進事業を展開することになりました。教員資格を持ち、この分野に適していることを同僚から取り立てられると、現在の学術調査グループへの異動となり、長年にわたり従事しています。
「食育とは何か?」前課長は自分がこの仕事を進める中で、この問いを日頃から自分に問いかけている言といました。食育とは調理や食事の礼儀を学ぶだけでなく、子どもが成長の中で食の背景を知るきっかけを作り、これからの社会での生活を考え、食を選ぶ力を養うことであると考えています。