【史】台湾学校給食歴史

台湾は1950年に「栄養給食」を開始しました。粉ミルク、大豆、酵母、小麦粉といった食材により、生徒が持って来たお弁当に加え、栄養の補足を目指しました、主たる食材の提供者はアメリカと国際連合です。

1980年代、台湾は農村社会から工業社会へと変化していきました。民間食品企業も「栄養給食」に協力し、最終的には「学校給食」に変更されました。

1990年代、学校では栄養士による給食の栄養指導や献立作成などを開始しました。現在、台湾の学校給食は国産の有機食材を使用し、地産地消という考えは食育の一部になります。


1957

台湾省教育機関と中国農村復興委員会は屏東県佳平、北葉、石門、三地、桃園県における5校小学校で「栄養給食」を行う。

1964

アメリカ大使が桃園県の介寿小学校で「栄養給食の記念式典」に参加。

1977

アメリカ小麦協会が台湾国内の12 校学校における「パン提供センター」成立に協力。

1982

栄養給食を民間食品企業に委託。

1988

《台湾省中小学校学校給食献立》出版。「栄養給食」が「学校給食」に変更。

2002

《学校衛生法》第23 条修正。高等学校以下で学級数40 以上であれば管理栄養士一人が付く。

2008

一部分の学校で一週に一回「肉なし日」あるいは「野菜の日」を実施。

2012

新北市で学校給食に有機野菜を使用開始。

2015

「学校食材登録ホームページ」が開設され、食材の産地と提供者を確認できるようになる。

2016

学校給食に遺伝子組み換え食品、加工食品の使用を禁止する。

2018

大享食育協会が「第1回台湾全国学校給食コンテスト」を開催。

2019

大享食育協会などの民間組織と議員が《学校給食法》の制定を提議。

2022

「食育農業教育法」公告

大享食育協会は、「学校給食in台湾」をテーマにした第17回食育推進全国大会に参加し、「日台学校給食レシピ交換と給食計画」を企画しました。