食べてみたい台湾給食はどれ?

主食

五行炒飯

五色の食材で「五行」のバランスを表し、身体の調和と健康を象徴しています。

【作者】

李思蓉栄養士(現・台中市成功国民小学校) 

【献立について】

白米・黒米・とうもろこし・枝豆・にんじんという五色の地元食材を使い、伝統文化「五行」のバランスという概念を象徴しています。「五行」(木・火・土・金・水)は五色(青・赤・黄・白・黒)と対応し、さらに五臓(肝・心・脾・肺・腎)とも結びついており、身体の調和と健康を意味しています。

【材料】(3-4人分)

  • 白米⋯240g
  • 黒米⋯40g
  • 水⋯310g
  • 卵⋯110g
  • 玉ねぎ⋯40g
  • 豚ひき肉⋯60g
  • 人参⋯20g
  • 枝豆(さやから出したもの)⋯40g
  • コーン粒⋯40g

【調味料】(3-4人分)

  • サラダ油⋯20g
  • 塩⋯2g
  • 醤油⋯20g

【作り方】

  1. 白米と黒米を洗い、水310gを加えて炊く。
  2. 玉ねぎは皮をむいて小さく角切りにする。人参は皮をむいて小さく角切りにして準備しておく。
  3. フライパンに油を熱し、卵液を入れて素早く炒めてほぐし、取り出しておく。
  4. フライパンに油を熱し、玉ねぎの角切りを入れて香りが出るまで炒める。豚ひき肉、人参の角切り、枝豆、コーン粒を加えて炒め合わせ、塩と醤油で味を調える。
  5. 炊いたご飯と炒り卵を鍋に入れ、全体を均一に炒め合わせて完成

主菜

三杯シイラ

ごま油一杯と醤油一杯とお酒一杯、バジルの香りがする、台湾っぽい魚料理。

【設計者】

朱克強調理師、杜盈慧栄養士(2022第5回台湾学校給食大会 優勝、ファミリーマート商品化賞受賞者。現在は、上将食品有限会社に勤務)

【材料】(3-4人分)

  • シイラ(角切り)⋯250g
  • もち米の血ケーキ⋯50g
  • エリンギ⋯50g
  • 台湾バジル⋯10g
  • ニンニク⋯10g
  • ヒネショウガ⋯20g

【調味料】(3-4人分)

  • ごま油⋯15g
  • 醤油⋯10g
  • 米酒⋯15g
  • 中ザラ糖⋯2.5g

【作り方】

  1. 角切りにしたシイラは、さっと水洗いして水気を切っておきます。
  2. もち米の血ケーキは洗ってから、さいの目に切ります。
  3. エリンギは洗って乱切りにし、バジルは葉を選別して洗い、水気を切っておきます。ニンニクは洗って皮をむき、生姜は洗ってスライスします。
  4. シイラは軽く下茹でしてから、冷水で洗っておきます。
  5. フライパンにごま油を熱し、ヒネショウガとにんにくを香りが立つまで炒めます。続いて血ケーキとエリンギを加えて炒め、醤油・米酒・砂糖で味を調えます。最後にシイラを加えて全体を混ぜ合わせ、仕上げに台湾バジルを加えてさっと和えれば完成です。

     

マーガレットあげゆば

あげゆばとチーズがおいしい、マーガレットピザみたいな料理。

【作者】

  • 陳尉津栄養士(昱品美食有限会社)/
  • 彭鈺文栄養士、陳錫源調理師(2025第7回台湾学校給食大会 食育授業優秀賞、料理技術優越表彰。現在は、上将食品有限会社に勤務)

【材料】(3-4人分)

  • トマト⋯80g
  • しいたけ⋯20g
  • バジル⋯3g
  • 揚げゆば⋯200g(または3〜4枚)
  • 細切りチーズ⋯60g
  • サラダ油⋯1g

【調味料】(3-4人分)

  • トマトペースト⋯32g
  • 塩コショウ⋯1g

【作り方】

  1. トマトとしいたけを洗い、スライスして準備しておく。
  2. バジルを洗い、みじん切りにして準備しておく。
  3. 揚げゆばの底面にサラダ油を塗る(天板への焼き付き防止のため)。
  4. 揚げゆばの上にトマトペーストを塗って、トマトのスライスとしいたけのスライスをのせ、塩コショウをふりかける。200℃のオーブンで約3〜5分焼く。
  5. その後、細切りチーズをのせて200℃で約3〜5分焼く。
  6. 最後にバジルのみじん切りをふりかけ、180℃で約30秒〜1分焼いて完成。

 


副菜

金沙千切りエリンギ

エリンギを細く切って、しおつげたまごのきいろいところと炒めた、おいしい料理。

【作者】

吳采璇栄養士(2018第1回台湾学校給食大会 国際審査員賞。現在は、台中市僑仁小学校に勤務)

【材料】(3-4人分)

  • エリンギ⋯112g
  • 緑竹筍(皮むき)⋯100g
  • かぼちゃ(皮むき・種取り)⋯40g
  • 人参(皮むき)⋯24g
  • 豆腐干糸⋯36g
  • 塩卵黄(生)⋯16g

【調味料】(3-4人分)

  • ごま油⋯6g
  • サラダ油⋯12g
  • 塩⋯0.8g

【作り方】

  1. 食材をきれいに洗う。エリンギ、かぼちゃと緑竹筍をを千切りにし、人参をみじん切りにして準備しておく。緑竹筍の千切りと細切り白干絲を湯通しして準備しておく。
  2. かぼちゃの千切りを蒸すか茹でて柔らかくし、ペースト状につぶして準備しておく。人参のみじん切りを湯通しし、ごま油と和えて準備しておく。
  3. 鍋に少量の油を入れ、塩卵黄を入れて香りが出るまで炒める。エリンギの千切り、緑竹筍の千切り、豆腐干糸を加え、さらにかぼちゃペーストを加えて甘みをつけ、全体を均一に炒め合わせる。塩で味を調える。
  4. 皿に盛り付け、人参のみじん切りを散らして完成。

     

 

セロバ(揚げた溶き卵と白菜の煮込み)

カリカリのたまごが汁をたっぷり吸って、あまいはくさいとまざった、台湾っぽい料理。

【作者】

陳雅音栄養士(2018第1回台湾学校給食大会 食育授業優秀賞。現在は、宜蘭県北成小学校に勤務)

【材料】(3-4人分)

  • 白菜⋯375g
  • 人参⋯20g
  • 干ししいたけ⋯4g
  • 三星ねぎ⋯4g
  • にんにくみじん切り⋯4g
  • 卵⋯40g
  • 干しエビ⋯4g
  • 豚肉の細切り⋯32g
  • えのきたけ⋯20g
  • 水⋯食材が浸る程度

【調味料】(3-4人分)

  • サラダ油⋯35g
  • 塩⋯3g
  • 砂糖⋯4g
  • ホワイトペッパーパウダー⋯1g
  • ごま油⋯1g

【作り方】

【事前準備】 

すべての野菜をきれいに洗って水気を切る。白菜はざく切り、人参はスライス、あらかじめ水で戻した干ししいたけは千切りにする(しいたけの戻し汁は取っておく)。三星ねぎは小口切り、にんにくはみじん切りにする。卵は溶きほぐして卵液にしておく。

【料理過程】 

  1. 鍋を熱し、油温を180℃まで上げた後、卵液を漉し器で濾しながら油鍋に入れ、黄金色の卵そぼろに揚げ、油を切っておく。
  2. 鍋に5gの油を残し、にんにくみじん切り、しいたけの千切り、干しエビ、ねぎの白い部分を香りが出るまで炒める。続けて人参スライス、肉の細切り、白菜のざく切り、卵そぼろの順に入れ、しいたけの戻し汁と水を注ぎ、蓋をして強火で沸騰させた後、弱火にして白菜が柔らかくなるまで煮込む。
  3. えのきたけと塩、砂糖とホワイトペッパーパウダーを加えて混ぜ合わせ、さらに1分間煮る。火を止める前にねぎの緑の部分を入れ、ごま油を回しかけて完成。

 


汁物

お茶風味の山芋と鶏のスープ

お茶の香りがする、やまいもとチキンのおいしいスープ。

【作者】

楊蕊萍栄養士(2018第1回台湾学校給食大会優勝。現在は、新北市秀峰小学校に勤務)

【献立について】

「お茶風味の山芋と鶏のスープ」は、香り・見た目・味の三拍子がそろった薬膳スープです。タンパク質を多く含む鶏もも肉に、腎の働きを助け胃腸の調子を整える山芋、多糖体と食物繊維が豊富なしめじを加え、さらに滋養強壮に効果のある紅なつめと、肝機能をサポートし目にも良いとされるクコの実を組み合わせています。

スープのベースには、軽発酵タイプの「文山包種茶」を使用。カテキンやポリフェノールを豊富に含み、脂っこさを和らげる効果があります。お茶は、はちみつのような黄緑色で、爽やかな香り、口当たりはまろやか。お茶の風味と具材の旨味が調和し、さっぱりとした味わいに仕上がっています。

【材料】(3-4人分)

  • 鶏もも肉(ぶつ切り)⋯100g
  • クコの実⋯4g
  • 紅なつめ⋯8g
  • 青ねぎ⋯4g
  • 生姜⋯4g
  • 山芋⋯200g
  • しめじ⋯12g
  • 文山包種茶(ティーバッグ)⋯3g
  • 水⋯1000g

【調味料】(3-4人分)

  • 米酒⋯4g
  • 塩⋯4g

【作り方】

  1. 鶏もも肉はよく洗い、下ゆでしておきます。
  2. クコの実と紅なつめは軽く洗い、水に浸けておきます。
  3. 青ねぎは洗って小口切りにし、生姜も洗ってスライスしておきます。
  4. 山芋は皮をむいて乱切りにし、水に浸けておきます。
  5. しめじは石づきを取り、よく洗っておきます。
  6. 鍋に水を入れ、包種茶のティーバッグを加えて煮出し、お茶を作ります。お茶の香りが出たらティーバッグを取り出します。
  7. お茶に鶏肉、生姜、紅なつめを加えて煮込みます。続いて、山芋としめじを加えてさらに煮ます。
  8. 最後にクコの実、米酒、塩を加えて味を調えて、仕上げに青ねぎを散らして完成です。